SDGsジャーナル【SDGs支援機構】

自分と社会の利益は同時に達成できる|GPSSホールディングス特別インタビュー【後編】

「個人の幸福の追求と社会の利益は、同時に達成することは可能なんです。」

そう話すのはGPSSホールディングスの目﨑さん。GPSSホールディングス株式会社では再生可能エネルギー事業を行っているため、再生可能エネルギーの発電所を作るほど利益につながり、日本における自然エネルギーを増やすことにもなります。

では個人と社会の利益を達成するために、企業はどのように考え、取り組むべきなのでしょうか。それは時間軸で考え、その取り組みが10年・100年経っても正しいのか判断することが結果としてSDGsにつながることを教えて頂きました。

持続可能な社会を実現するための本質的なインタビューをご覧ください。

 

↓↓特別インタビュー【前編】はこちら↓↓

グリットパリティを目指さなければ意味がない!そう話すのはGPSSホールディングスの目﨑さん。グリットパリティとは、化石燃料と再生可能エネルギーの価格が均衡することを意味します。GPSSホールディングス株式会社では太陽光・地熱・風力・水力・バイオガスのエネルギー事業を行っており、社名の由来はGrid Parity for Sustainable Society(グリットパリティを目指すことで持続可能な社会を目指す)。日本には資源がないと言われている中で、実際の日本はエネルギー大国であると説く目﨑さん。化石燃料を輸入することなく、エネルギ...
グリットパリティで持続可能な社会を目指す|GPSSホールディングス特別インタビュ... - SDGsジャーナル【SDGs支援機構】

※以下はインタビュー内容の一部抜粋となります

幸福と経済的な成功や治安は関係がない

アルゼンチンはインフレもすごいし、何年かに一度は経済破綻をしています。治安も悪いし、日本人であれば住みたくないと思うかもしれません。それでもアルゼンチンの方が、数倍幸せだと感じているんです。

そして日本人よりもやさしいです。アルゼンチンの人たちはお店で子供と並んでいても、前の人が譲ってくれたり、公共の場でも関係なくお年寄りに席を譲ったり、友達同士も協力しあったり、家族の絆も日本人よりも強い。つまり幸福の先にあるのが社会性になります。

個人の幸福と社会的利益は両立可能なのか?

個人の幸福の追求と社会の利益は別々だと思われがちですが、個人の幸福と社会的利益は同時に達成することは可能なんです。それが我々がやっている事業の根幹になっており、再生可能エネルギーの発電所を作るほど、日本における自然エネルギーが増えることになります。

社会がよりサステナブルになっていくという意味では、日本のためになるわけです。どこを見ても自分の利益と社会の利益を一致させることができる、非常に稀なビジネスモデルでもあります。

持続可能な取り組みに必要な時間軸

これまでの善悪や良い悪いの中で考えなければいけないのが時間軸だと思います。時間ファクターを入れた中で、持続可能であれば将来にあっても正しいのだと思います。自分が出した時間軸が10年経っても100年経っても正しいのかどうかで1つずつ判断をしていけば、結果としてSDGsになると思います。

正しい取り組みが利益を出す世の中へ

ちゃんとやっていればシステムが崩壊することもないと思います。持続可能であることや将来にわたって正しいことをやっていれば、瞬間的には儲からないような気はしますが、実はその方が結果としてもっと利益を出すという世の中に少しずつ変わってきていると思います。

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