SDGs実践の手引き「出版業とSDGs」

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From:SDGsジャーナル 河上伸之輔

 

国内における出版物の販売額は、1996年に2兆6564億円あったと推定されています。
書籍が約1兆円、雑誌が約1兆5000億円。2021年には1兆6742億円。書籍が約6800億円、雑誌が約5300億円、電子書籍が4700億円となっています。(出版指標年表 2022年 より)
出版社の数も現在は3000社弱となっており、20年で3分の2程度になっています。

このように変化の激しい業界となっています。

 

あらゆる世代への教育

出版社は、世の中に多くの良質な書籍を発行することで、日本の教育水準を高めることができます。これが、出版社における最も重要な価値だと考えています。
小さな子供が読む絵本から、教科書、実用書、文学書など、あらゆる世代において時には人生に大きく影響を与える力が本にはあります。

 

書籍を通じてのSDGsの普及

SDGsをテーマとした書籍もたくさん発行されています。
また、直接的なSDGsのテーマでなくても、あらゆる社会課題をテーマとしたものもあります。これらの書籍によってSDGsの普及にも大きな効果がありました。

 

FSC認証の紙

出版にはたくさんの紙を使いますが、環境に配慮し適切に管理された森林で伐採される木材を利用したFSC認証の書籍を使うことで、環境負荷を和らげることができます。

 

電子書籍の普及

ここ数年で電子書籍の普及が一気に進みました。
出版物の販売額を見ても、雑誌を追い抜きそうですし、世の中の出版物の中でも電子書籍の割合はどんどん高まっていくだろうと思われます。
これは、環境にとって大きな効果があります。

紙を使用しないので、森林への負荷がありません。
また、出版物を運搬するための輸送コストや、輸送における環境負荷も極めて小さくなります。ユーザーとしても、ダウンロードするだけですぐに内容を見ることができるなどのメリットも多くあります。

このようなイノベーションをますます加速させてほしいと思います。

 

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