こんなSDGsは失敗する

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SDGs

From:SDGsジャーナル 河上伸之輔

SDGsは、2017〜2018年頃から、本業であるビジネスで取り組もうとする企業が増えてきました。SDGsがダボス会議のテーマとなったり、経団連においても会員企業の行動規範である企業行動憲章が改定されるなど大きな動きがありました。それにより、当初はグローバル企業や大企業のものと思われがちでしたが、中小企業もSDGsに取り組もうという機運が高まってきています。

そんな中で今回は、私のこれまでのSDGsと企業経営に関する研究や、実際の企業から寄せられる相談などから、SDGsを企業経営に取り入れようとしたがうまくいかなかった事例をお伝えしていきます。

「SDGsが流行りなので儲かるのではないかと思った」

SDGsという言葉が多くの場面で聞かれるようになり、人々の関心も高まってきました。そんな中でSDGsと言えば注目される、商品やサービスが売れる、企業ブランディングになるのではという薄っぺらな動機で始めた企業のほとんどは失敗しています。

最初はうまくいったように見えても、お客さんにもいずれ見透かされてしまうもの。何より近くにいる社員さんたちは、そんな企業のあり方に不信感を持ってしまうこととなります。うまくいかないばかりか、企業にとって大きなマイナス要因になっているケースが見られます。

コンサルタントに丸投げ

これは上場企業や大企業に多い事例です。私のところに寄せられる相談も当初は中小企業からの問い合わせが多かったのですが、ここ最近は大企業からの相談が多くなってきています。

経営陣とコンサルタントだけで相談して、「SDGs宣言」をして新聞などで発表してみたものの、特に何の取組みも進んでいないということが多くあります。社員さんからすれば、「バッジが配られてきてつけろと言われたけれど、、、」特に説明もなかったということはよくあります。

一部の部署に任せている

SDGsの担当者がトップダウンで決まり、既存の部署に任せてしまうケースです。総務部長や人事部長、広報部長がSDGsの責任者を牽引するというケースが多くあります。任命された人や部署の人は勉強するけれど、他の業務にも追われて、とりあえずそれらしい報告はするけれど、社内には浸透していないという企業は多くあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?このような失敗には共通していることがあります。

本来SDGsは、企業が経営に取り入れることで、環境や社会へプラスの効果があるだけでなく、企業にも社会にとっても大きなメリットがあるものです。取引先やお客さんに選ばれたり、優秀な人材が採用できたり、企業の生産性も高まります。

是非、今回ご紹介した失敗事例を教訓に、同じ失敗をしないでいただきたいと思っています。

次回のコラムでは、SDGsを経営に取り入れるための鍵についてお話いたします。

PS

↓SDGsを経営に取り入れるツールについて知りたい方はこちらの記事も併せてご覧ください。

SDGsを経営に取り入れるためのツール

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