SDGsを経営に取り入れるためのツール

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SDGs

From:河上伸之輔

今回は、ビジネスとSDGsの結びつきを考えるために大変参考になるツールをご紹介します。

SDGsについて理解し、何かを取り組んでいきたいとなった時に「会社のスタッフで海の清掃活動をします」「途上国に利益の一部を寄付します」という活動を思い浮かべる方も多いとは思います。もちろん、素晴らしいことではあり、ぜひそういった活動に取り組む企業や人が増えていくことは良いことであると考えています。

しかし、より大きなインパクトを継続的に出すということを考えた場合には、本業の事業活動の中で社会や環境がよくなる仕組みを取り入れることも必要となってきます。

自社の事業が成長すればより社会や環境がよくなる。こう自信を持って言えることができれば経営者も社員さんも幸せに働くことができます。また事実、SDGsに取り組んで大きな成果を出している企業の多くは本業の中にSDGsが組み込まれています。

そこで、ビジネスとSDGsの結びつきを考えるために大変参考になるツールがこちら。「SDGsに関するビジネス・レポーティング ゴールとターゲットの分析」という200ページを超える資料です。

SDGs経営を提唱している国連グローバル(UNGC)と、サステナビリティ報告書のガイドラインを制定しているGRI(グローバル・レポーティング・イニシアチブ)の共同によって作成されています。

日本語への翻訳は国際開発センターSDGs推進室が行なっており、こちらからダウンロードが可能です。

169のターゲットの1つ1つについて、このターゲットを達成するのに役立つ可能性のあるビジネス・アクションが複数設定されています。

例えば、目標1「貧困をなくそう」ターゲット1.2

2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。

  • 柔軟な勤務時間と育児休暇の許可など、介護者としての役割を十分に果たすことができるように、扶養家族を持つ従業員のための内部規則を導入する。

  • 全ての従業員に対して、金融資源や研修などの企業資源への平等なアクセスを確保する。

  • 女性に対し安全で快適な労働条件を提供し、同等の価値を持つ仕事に対して同等の賃金を払う。

  • ビジネスの影響力を行使してサプライヤーやそのほかのビジネスパートナーによる人権尊重を確保し、これをサプライヤーの行動規範に取り入れる。サプライヤーの人権侵害のインパクトを評価する。規則を遵守しないサプライヤーに対する改善メカニズムを構築し、能力強化を行い、サプライヤーの取り組み改善のためのインセンティブを提供する。

というように、かなり具体的なアクションがあげられています。サステナビリティレポートやCSR報告書など書くための大企業の視点のものが多くあるので、中小企業にはピンとこないものもありますが、SDGsを経営に取り入れるための膨大な事例があります。また、大企業はこんなことを考えているのだということを理解することでパートナーシップを構築できることもあります。

SDGsは、いろいろな団体や研究機関が役立つ情報やツールの開発を行なっています。SDGsジャーナルではこれからも知識としてのSDGsではなく、今すぐアクションを実際に起こすために必要な、価値ある情報をお届けしていきます。

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