From:SDGsジャーナル 深井宣光
大好きなレゴで原爆や社会問題を表現することで、
SDGsを広め、問題解決への一歩を
自ら踏み出している小学4年生の子がいます。
今年最後となるこの記事では、
この小学4年生のレゴを通したアクションと、
SDGsに取り組む企業にとって、私たち一人一人にとって
今必要なことの共通点をお届けします。
はじまりは「問題」との出会い
その小学生とは、石川県の坂井くんです。
坂井くんはチェルノブイリの事故という「世界の問題」を知ったことから
環境問題に関心を持ち、レゴで問題を表現する活動を開始。
そんな中、SDGsと出会ったことにより、
プラスチックによる海洋汚染や
世界と日本で起きている
様々な社会問題が起きていることを知り
今、SDGsを一人でも大くの人に広めようと
レゴ作品を通じた表現だけでなく、
地域のゴミ拾い活動などにも取り組んでいます。
坂井くんのレゴ作品が見れるインスタはこちら
「僕は、僕の将来、大切な人の将来のために頑張る」と力を込める。
新聞社の取材に坂井くんはこんな風に力強く宣言していて、
私たち大人も奮い立たされます。
詳しく紹介されている新聞記事はこちら
で、ここで、
「頑張っている子もいるな〜」
で終わってしまってはダメなので本題です。
レゴでの作品作りは元々誰からやらされるわけではなく、
坂井くんがレゴが大好きで自分からいつも当たり前に作っていた
いわば、「できること」でした。
そんな坂井くんは、たまたま世界と日本で起きている
「問題」を知ったことから
できることを活かして「はじめの一歩」をスタートしました。
その活動を広げるきっかけの一つが「SDGs」でした。
ここに、今日の答えがあります。
SDGsのためには「脱・SDGs」!?
「SDGsがよくわからない…」
これはよく聞く悩みですが、この悩みの原因を深堀していくと
そもそも、「問題」を知らない。というケースがほとんどです。
SDGsは世界や日本で起きている
社会問題を世界中のみんなで解決するための目標。
つまり
「問題」が先、「SDGs」は後=解決するためのきっかけです。
にも関わらず、SDGsを認証制度のように捉えていたり、
答えがぴったり当てはまらなくてはいけない問題のように
難しく考えてしまい、
- 何をすればいいのかわからない…
- 何ができるのかわからない…
という悩みに、真剣で真面目な方ほど陥っています。
この悩みの原因は十中八九ズバリ
SDGsがわからないのではなく
そもそも問題を知らないだけ
です。
例えるならば、頭が痛いのか、お腹が痛いのか、
はたまた、切り傷なのか、打撲なのか?
それすらを知らないままに、薬や治療方法を
必死に探そうとして、迷宮入りしている状態とも言えます。
これでは、自分たちにはなにができるのかわからなくて当然です。
社会問題を起点に
ということで、
- 確かに、、、起きている問題を全然知らなかった…
- 世界レベルの問題を解決することだと思っていた…
という方は、
- 身近な日本で起きている問題
- 世界で起きている問題
にアンテナを張り、目を向けて見て下さい。
こんな問題を放っておくわけにはいかない!
自分たちの仕事なら、こんなことができる!
そんな気づきにつながっていくはずです。
2022年
SDGsにとらわれすぎていたあなたが
SDGsにとらわれなくなって一歩を踏み出した時、
気づけば、それは誰がどう見ても、
偽りのない「SDGs」になっているはずです。
あなたの一歩をSDGsジャーナルで
取材させて頂くことを楽しみにしています!
最後に
この記事が、2021年最後の記事となります。
今年一年、SDGsを通じて本当にたくさんの方達と
ご縁を頂き、心から感謝申し上げます。
企業、行政、教育機関でSDGsに取り組む皆様
テレビ、雑誌、出版、監修など
一つ一つの機会を通して、私自身が
大変たくさんの気づきを頂きました。
2022年はこの気づきをSDGsジャーナルをご覧頂いている
皆様に私自身ができる限り直接お会いしてお届けしていく一年。
そんな一年にすると決めています。
是非、オンライン、会場開催(コロナ次第ですが)で
お会いできることを心より楽しみにしております。
良いお年を!
SDGsジャーナル 深井宣光
PS
そういえば「問題」をしらなかった。。。という方は
専門知識なしでわかりやすい!
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是非、この年末年始にご覧になってみて下さい。