グリットパリティで持続可能な社会を目指す|GPSSホールディングス特別インタビュー【前編】

グリットパリティを目指さなければ意味がない!

そう話すのはGPSSホールディングスの目﨑さん。グリットパリティとは、化石燃料と再生可能エネルギーの価格が均衡することを意味します。

GPSSホールディングス株式会社では太陽光・地熱・風力・水力・バイオガスのエネルギー事業を行っており、社名の由来はGrid Parity for Sustainable Society(グリットパリティを目指すことで持続可能な社会を目指す)。

日本には資源がないと言われている中で、実際の日本はエネルギー大国であると説く目﨑さん。化石燃料を輸入することなく、エネルギーを自給自足する必要性を教えて頂きました。

  • エネルギーに使われる化石燃料の現状とは?
  • これまで再生可能エネルギーが使われてこなかった理由とは?
  • 日本がエネルギーを自給自足するために必要なこととは?

持続可能な社会を実現するための本質的なインタビューをご覧ください。

 

↓↓GPSS特別インタビュー【後編】はこちら↓↓

※以下はインタビュー内容の一部抜粋となります

日本や海外において、エネルギーの問題とは?

日本のエネルギーの問題は震災により電源の30%をまかなっていた原発が止まり、世界中でも広く利用されている化石燃料だけで電気を作っています。なぜ世界で広く広まっているかというと、安くて加工しやすいことにあります。

一方で化石燃料は、使い続ければ「いつか」なくなってしまう有効資源。

太陽光・地熱・風力・水力・バイオガスなど再生可能エネルギーであれば、どれだけ使ってもなくなることはありません。世界中のどこからでも得られ、持続可能な社会の実現につながっていきます。

なぜ再生可能エネルギーが使われていなかったのか?

これまで再生可能エネルギーは値段が「高かった」ため、どれだけ環境に良くても使うことは難しいという問題がありました。近年ではヨーロッパを中心に、自然由来の電源を安くするという努力から、生産コストも下がってきています。

限りある資源だけでは、地球上のリソースが足りない

世界においてはこれからも人口は増えますし、これから発達していく国の生活レベルが上がるほどエネルギーは必要になり、地球の負荷は急激に増えてしまいます。だからこそ限りある資源ではなく、無限大に生産できるエネルギーを化石燃料や他のエネルギーよりも安く利用できることが重要になります。

日本にとってエネルギーの課題とは

日本では資源がないと言われますが、それは化石燃料という限られた資源の話です。日本には風が吹き、太陽光もあります。特に地熱は世界大三位で、地震や噴火のリスクがある上に日本人は住んでいます。日本のような限られた島で、エネルギーの自給自足が可能ならばやるべきで、日本が豊かなうちに、みんなで努力しないといけないと思います。

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