本田圭佑選手のサッカークラブ立ち上げにみる、SDGs実現にも必要な「伝える」一歩とは?

SDGs

SDGsに取組み出したものの、

そこからどのように社会に発信していいのかわからない…
SDGsのロゴをホームページに掲載してみたもののそれ以上変化はない…

もし、あなたの会社がそんな悩みを抱えているなら。
今回の記事がお役に立つかも知れません。

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今年1月14日に本田圭佑選手が新たにサッカークラブを立ち上げる事が、本田選手自身のTwitterで発信され大きな注目を集めました。ですが、注目を集めた点はもう一つありました。


それは、運営を務めるのは僅か2週間前にTwitterで出会ったばかりの大学生だった事です。では、一体どんな「伝える」一歩が2人を結びつけ、どのようにSDGs実現にも大きなヒントをくれるのか?それは…

不確実な未来にアクション


Forbes JAPANが1月24日に公開した記事「本田圭佑との出会いとツイッターで人生が一変。22歳の大学生の物語」によると

「日本のサッカー界に対して何かしたい」と考えるようになったのは2010年に南アフリカで開催されたFIFAワールドカップがきっかけです。(引用:Forbes JAPAN)

との事で、本田選手にとってサッカークラブ立ち上げは憧れの夢だったそうです。そして、それは今回運営を務めることになった大学生 奥山さんにとっても同じだったようです。

では、なぜ2人が意気投合し立ち上げが決まったのか?Twitterでどの様に出会ったのか?それは、奥山さんが本田選手にTwitterから送ったDMだったそうです。

夢と現実の葛藤を乗り越える転機となった「DM」

慶應義塾大学4年生の奥山さん自身、「自分でサッカークラブを持つ」という夢を小さな頃から抱いていたものの、現実的にはどうすればいいのかずっと葛藤されていたようです。

でも、思い切ってTwitterからDM(ダイレクトメッセージ)を送ったことが奥山さんの転機となり本田選手と対面。人生観や想いを交わし合われたことで意気投合。

2週間前は人生に迷っていた大学生が、本田選手のサッカークラブチームの運営責任者になる。というシンデレラストーリーとも言える夢の実現へと繋がることに。(※お2人のストーリー詳細はこちらのForbes JAPAN記事をご覧ください。)

そう、日本全国にいる「将来サッカークラブを自分でもやることができたら…」という夢を持っている人と、奥山さんの運命を分けたのは「伝える」一歩でした。

奥山さんの一歩に共通する、 SDGs実現に必要な「伝える」一歩

SDGsに取組み出した企業さんの多くが、その次に直面されているのが、

  • 一体ここからどう社会に伝えたらいいのか?
  • どのように持続可能な社会の為にも持続可能な経営にも活かしていけばいいのか?

ということです。ですがその反面、SDGsに対する取組みが、創業以来初の赤字を好転機に変えたコマニー株式会社さんのような会社さんもあります。

↓コマニーさんのインタビュー動画はこちら↓

 

ではその違いはなんなのか?実はその大きな違いとも言えるものが「伝える」一歩でした。例えばコマニーさんでは、SDGsに取組み出す時に「コマニーSDGs宣言」というものを社内にも社外にも全面的に発信。

インタビュー動画でも「どうやって取り組んでいくか?を一番最初に決めました。」とコマニーの塚本常務がお話くださっているように、「伝える」一歩に踏み出し、社内にも社会にも共有した上で全力でSDGsの価値観を指針に取組まれたことが社内外の共感を呼び大きな経営転機となっています。

つまり、どう伝えたらいいか?でなく、たとえ不完全でも取組みに対する真直ぐなメッセージをしっかりと「伝える」こと。

それこそが、「伝わる」メッセージとなり、社会や関わる人たちの共感を呼び自社にとっても社会にとっても大きな変化をもたらしてくれるのでは無いかと思います。

近代日本も「伝える」一歩が変えてきた

「伝える」一歩が大きな変化を起こした事例が他にもあります。それは、新1万円の顔であり、2022年NHK大河の主人公に決定した渋沢栄一さんです。

渋沢さんは江戸時代末期に、パリ万博使節団の一員としてヨーロッパに渡り、当時の日本では考えられたこともない合本会社(=現代でいう株式会社)というものを知ります。

そして、社会全体の利益となる合本会社(株式会社)によって日本を変える為の「伝える」一歩に踏み出しました。その一歩とは?

例えば当時まだ官尊民卑*という考えが根付いていた日本で、官尊民卑の撤廃を説き、誰もが平等に生きられる社会を実現する必要があることを伝えたこと。(*官尊民卑とは?→官僚は尊く、民間はそれに従う卑しいものという考え)

またそれだけでなく、「お金儲けは卑しい」という誤解が現代以上にあった当時に「金銭を取り扱うが何故賤しいか(いやしいか)、金銭を卑しむようでは国家は立たぬ」と周囲の大きな反発を受けながらも伝えたことでした。

そしてその結果、個人や創業一族のための利益ではなく社会全体に利益をもたらす商い。商業の進行によって、個の利益だけでなく国を豊かにする渋沢栄一さんの想いに共感した人たちを次々と巻き込み、近代日本を支える500以上もの企業・団体の設立を実現されました。

日本には社会にとって良い行いをしていることを自ら「伝える」事がどこか憚られる傾向にあるように思います。

ですが、伝えなければ、伝わる可能性はゼロ。SDGsは、個人も企業も行政も、全ての人が関わりある領域から「伝える」一歩を踏み出すことで大きなアクションへと繋がっていくものと思います。

まずはあなたの会社の社内へ。そして、社会へと「伝える」一歩を踏み出しましょう。

PS

「伝える」一歩で人生が180度変わった
奥山さんも在学されている慶応義塾大学の
三田キャンパスでシンポジウムを開催します。
https://sdgs-support.or.jp/sdgsxhappinessxbiz/

ご登壇者は

慶應大学大学院教授
幸福学研究の第一人者 前野隆司先生

そして

新1万円の顔であり、
2022年NHK大河の主人公に決定した
渋沢栄一さんの玄孫
コモンズ投信(株)会長 渋澤健氏

のお2人。

渋沢栄一さんの「論理と算盤」から
持続可能な社会と幸福の本質に迫って頂きます。

詳細&無料申し込みはこちら

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