From:深井宣光
いつもSDGsジャーナルをご覧頂き誠にありがとう御座います。
今日はいつもの発信とは少しテイストの違うお話です。
SDGsジャーナルの事務局長として発信を続ける中、この一年で私が感じてきたことを少し書いてみたいと思います。
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- 自社の取り組みがSDGsといっていいのかわからない…
- 申請は必要でしょうか?
SDGsジャーナルには日々、返信が仕切れないほどの、本当に沢山の相談やお問い合わせがメール、お問い合わせフォーム、サイト、Facebook等様々な媒体を通して届いています。
2019年1月からメディアをスタートし、これまでにメールで頂いたお問い合わせの数だけでも200件を超え300件に迫ろうとしています。そして、そんな沢山のご相談&お問い合わせを目にするうちに、強く感じるようになって来たことがあります。
それは…
SDGsは目的ではない
もしかしたら、いつの間にか多くの人や企業が「SDGs」が目的になってしまっているのではないか?ということです。これは、発信を日々する中で常に私自身も「目的」は何かに向き合ってきた中で、このところより強く感じるようになってきました。
目の前の人や、自社や自身を取り巻く人たちの課題を解決しているけれど、これがSDGsなのかわからない…だから自信がない。社会に伝えていいのかわからない…そんな方達にも様々な場面でこの1年余りの間に数多くお会いしてきました。
ですが、今取り組まれている事業が、取り組みが、たった一人の人に取ってでも、ちいさなコミュニティーの課題解決であっても。誰かの、何かの社会課題解決を実現しているのであれば、例えそれが、どの目標にも、どのターゲットにも当てはまらなくても胸をはり、SDGsといっていいかどうかわからないからといって、萎縮することなく取り組まれるべきと思います。
SDGsの17の目標と169のターゲットは、あまりにもグローバルだった世界の社会課題解決を、個人レベルの行動にまで落とし込むきっかけを私たちに与えてくれました。
ですが、SDGsの番号を掲げることに悩まれるよりも、臆することなく行動を起こし続け、取り組みを社会に発信し続けることで共感を呼び取り組みの連鎖を起こしていくことが大切だと思います。
誰もがアクションを
SDGsの名を掲げるメディアがこんなことをお伝えすることはどうなのか?そんなことも正直思いました。ですが、どこまでいってもSDGsが目的ではなく「共通言語」であり世界が課題解決に1つになる為の「ツール」に過ぎないという視点を誰もが持った時、きっと、もっと多くの人たちが伸び伸びともっとポジティブに「社会課題解決」に取り組むことができ、それこそが結果として一過性ではないまさに持続可能な「SDGs」につながっていくのではないかと思います。
このところ近日アニメで取り上げている企業事例の多くは、企業側は「SDGs」を掲げていはいませんが、結果としてどれもがSDGsに繋がっている事例ばかりです。
是非、いつの間にか何かに縛られるルールのような「SDGs」ではなく、誰もが、自分ができる、自社ができる「持続可能な社会」のための取り組みを一緒にみつけ取り組んでいきましょう。
その一歩を素早く起こすことこそが、僅か残り10年のSDGsの目標実現にとって今必要なことではないか。そう思いこの記事を書いてみました。
PS
そもそもSDGsってなんだっけ?という方はこちら↓をご覧ください。