「うちの経営陣はSDGに関心がない…」
といった悩みを抱えている
特に、上場企業等の下請けや
取引をされている会社の
SDGs担当者さんは、この動き必見です。
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From:SDGsジャーナル 深井宣光
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日々、SDGsの情報収集をしている
みなさんであれば
きっと一度は「脱炭素」や
「カーボンニュートラル」という言葉を
聞いたり調べてみたことが
あるのではないかと思います。
ですが、
- 2030年には温室効果ガス排出量を
2013年比で46%削減 - 2050年までに、温室効果ガスの排出を
全体としてゼロにする
という目標を日本も宣言しているので
これからの地球環境に大切なのはわかる。
社会貢献になるのもなんとなくわかる。
とは言っても、、、
うちの会社が今すぐやるメリットまでは
ピンときていない…
というのが本音という方も多いでしょう。
そこで注目したいのが、この↓動きです
『ソニーグループは、専門部隊が
取引先の温暖化ガス削減計画を
検証する活動を始めた。日立製作所も省エネ投資の効果を
試算するシステムを取引先に提供する。カーボンニュートラル(CO2排出実質ゼロ)の達成に
調達網などを含む削減が重要になり、
取引先の管理や選別にもつながりそうだ。脱炭素社会へ取引先を含めて
対策を進める動きが広がっている。ソニーは今春から取引先の工場などの
脱炭素の取り組みを検証する活動を始めた。』(引用:日経新聞 2022/8/7 朝刊)
※引用部は『 』で表記。
つまり、取引先の皆さんも
脱炭素に積極的に取り組んでくださいね。
という呼びかけではなく、
- 計画は立てているのか?
- 計画は機能しているのか?
といったことを
直接確かめに行きますね。
というようなことを決定し、既にスタートしている
ということなんです。
さらに、
『日本ではトヨタ自動車などの自動車メーカーが
部品メーカーに具体的な数値を示した
温暖化ガスの排出削減を要請している。ファーストリテイリングも生産量の9割を占める
主要取引先が脱炭素の実施計画を策定した。計画策定にとどまらず、取引先の脱炭素化の
活動に実地で踏み込むソニーの例は珍しい。』
ということでもあるため、
これまでは取引先に要請を出す企業はあっても
直接検証に踏み出すソニーの例が珍しいからこそ
この動きはインパクトを持って各社に伝わっていき
追随する企業はこれからどんどん
増えてくる可能性が高いと思われます。
そして、記事の最後は
米ボストン・コンサルティング・グループ
マネージング・ディレクター
半谷陽一氏の言葉でこう締め括られています。
『取引先にとっても貢献した企業は
取引量が増え、そうでなければ
取引を減らされる。
新たな企業間の競争原理になる』
=
今回ご紹介した、この動き
いかがだったでしょうか?
あなたの会社では、
ある日突然、猶予のない期限を定められてから
体裁を整えるための対策をしますか?
それとも
これからの社会のリスク、
自社のリスクをこの動きから察知して
今すぐ取り組みをスタートし、
リスクをチャンスに変えますか?
PS
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