コロナ禍下の世界にみるSDGs実現のヒント

コロナ禍

今、100年に一度とも言われるパンデミック(=伝染病の世界的大流行)と人類の戦いの裏で、長年人類が解決できなかったある「課題解決」に世界各地で変化が起きています。

SDGs実現のカギとも言える変化とは?

それは、地球にとっても持続可能性を見つめ直す為の、大きな気づきとヒントを与えてくれる変化でした。

その変化とは、世界各地で起こっている「大気汚染」に代表される環境の改善。そして、これらの変化が起きることを誰もが想定していなかった所に「SDGs実現のヒント」がありました。

世界各地で見られている環境改善の実態

世界各地で確認されている環境改善報告の一部はこちら

【欧州】|大気汚染ローマで26〜35%|マドリードでは40%改善

欧州の主要都市で、急速に大気汚染が改善されたことを調査期間が発表。

【南アジア】インド|汚染物質が「過去20年で最低」水準に現象

世界最悪レベルの大気汚染が改善

【アジア】中国|PM2.5の平均濃度が41都市で26%以上減少

その他、337都市では14・8%減少

【欧米】ロサンゼルス|1995年以降最も空気のきれいな日が続いた

大気汚染改善と「SDGs実現のヒント」

PM2・5で亡くなる人は世界中で年間700万人。世界規模で大きな課題でありながら、まるで経済の発展には抗えないかのように大きな改善はなかなか進んでいませんでした。

ですが、新型コロナの感染拡大によって数ヶ月で瞬く間に世界各地で大気汚染の課題が改善。

「コロナのおかげで環境が改善された。よかった。」という話ではなく、事実、短期間で、誰もが解決は困難だと思っていた課題が、大きく改善されている所に大きなヒントがありました。

そのヒントとは「これまでの延長線上で考えなければ、解決できる課題はまだまだ私たちにあるはず」ということです。

コロナ以前の経済活動に戻れば、瞬く間に大気汚染は元の水準に悪化するだろう。と言う意見もあります。ですが、コロナによって置かれた状況の中で、誰もがこれまでの常識を越えて「どうすれば解決できるか?」と考えるようになり、これまでオンラインで行うなんて無理だよ。と言われていたシンポジウムやサミット等のオンライン開催が実現。ついこないだまではZOOMという言葉を知らなかった人たちにも当たり前に使えわれるほどに一般化しています。

きっと世界は、元の世界に、元の思考で戻ることはなく、先日こちらの記事で紹介した「コロナ対策商品」が生まれている背景と同じように、これまでなかった思考で「全ての課題解決」に向き合えるのではないかと思います。

PS

SDGsに必要不可欠な思考法「バックキャスティング」がわかる!

「SDGsビジネス戦略」〜企業と社会が共発展を遂げるための指南書日刊工業新聞社)著者。
ピーターD.ピーダーセン氏の講演レポートはこちら↓

バックキャスティングとは?
現在の延長線上にはない未来の実現に使われる思考法で「このままではいけない!」といった根本的な課題解決に有効な思考法。

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