From:SDGsジャーナル 深井宣光
「誰かの犠牲で成り立つ経済を、終わらせよう」
これは、お金のために、他人も
自分の人生も犠牲にしている
社会に疑問を抱き、
立ち上がったある人の言葉です。
そのある人とは
「持続可能な資本主義」の著者
新井和宏さんです。
新井さんは著書の中で
こうも言っています。
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お客様の声に耳を傾けることは
もちろん大切です。
でも、「もっとやすくして欲しい」と
低価格だけを求めるお客さまの
要望に答える「お客様第一主義」は
果たして本当の「顧客よし」と
いえるでしょうか。
一度価格選好の世界に
足を踏み入れてしまうと、
製造コストや人件費に
メスを入れざるをえなくなります。
結果的に取引先を搾取した入り、
過酷な長時間労働を強いることになってしまう。
誰かの犠牲で成り立つ経済が、
持続可能なはずはありません。
そんな「顧客よし」は偽物です。
引用:「持続可能な資本主義」新井和宏氏著
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2013年4月24日 バングラディッシュで
死者1138人、負傷者2500人以上を出す
痛ましい事故がありました。
複数の縫製工場が入ったビルが崩落。
死亡/負傷した人たちは
オンボロで劣悪なビルの中で、
低賃金で長時間労働をさせられていました。
そんな生活が嫌でも、生きるために仕方なく。
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なんて酷い事故だ!と憤りを
感じる人もいると思います。
でも、この事故を起こしたのは
どこかの誰かではなく、
私たち一人一人でもあるんです。
それはどういうことか。
このビルで作られていた服は、
私たちの多くが日常的に
好んで購入している服。
「ファストファッション」と呼ばれる
低価格衣料品メーカーの服を
製造していたからです。
そして、より安くをメーカーが
追求した原因は、
私たち消費者が安さを
求めたからに他なりません。
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現在、衣料品に関わらず、
食品、雑貨、様々なものが
一体どうやったらこんなに
安く作ることができるのか?
と思ってしまう価格で売られています。
そしてその「安さ」のために
多くの人たちが犠牲になっています。
では、どうすれば、
この課題を解決できるのか?
「安さ」を求めなくてもいい社会とは?
全ての原因の中心にある「お金」とは?
そもそもなんなのか?
今こそ共に考え
共にアクションを起こしてみませんか?
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