SDGs社内浸透よくある2つの失敗

SDGs

From:SDGsジャーナル 深井宣光

  • SDGsが社内に浸透しない…
  • 社員の自分ごとにならない…

最近こんな課題を抱えている
企業さんが結構います。

そこで、

なぜ、浸透しないのか?
なぜ、社員さんの自分ごとにならないのか?

に注目してみたところ
これら課題を抱えている企業には
明らかな共通点があったんです。

そしてそれは
企業の規模に関わらず
ついついやてしまっていることでした。

では、それは何か?

よくある2つの失敗とは?

SDGs

新型コロナ以降、複数の企業さんの
相談に乗る中で見えてきた

社内浸透でよくある失敗とは?

ずばり、

  • 経営者がSDGsに関する会議に参加していない。
  • 担当者に任せている。

という2つの失敗です。

失敗その1:経営陣がSDGsに関する会議に参加していない

SDGs

SDGsはまさに本業であり、ある意味
これまで、伝わらなかった
企業理念や社是・社訓
これからの会社のビジョンそのものを

SDGsという共通言語を使って
伝わる形にできる最高の機会とも言えます。

その為、その自社のSDGsをどう構築するか?
はたまた、どう社内に浸透させるか?
社外に発信するか?

これらは経営課題としても
極めて重要です。

ですが、

  • 社内に浸透しない…
  • 社員の自分ごとにならない…

といっている企業さんほど
SDGsに関する会議に経営陣が
参加していないことが多いです。

企業のトップや経営陣が
最優先課題としてSDGsに
取り組んでいる
パフォーマンスではない姿。

ここに、社員さんたちにとっても
SDGsが自分ごとになっていく
大きな1つの鍵があります。

この課題の原因は
SDGsがCSRの延長線上で
捉えられてしまっているケースが多いです。

CSRは本業の傍ら
社会への慈善活動として
環境保護などの取組みを
行われていることが多いです。
信頼を獲得する為の取り組みとも言えます。

その反面、SDGsは企業が
本業としてビジネスで取り組むことに
大きな意味があります。

そう言えば参加してなかったな。
という経営陣の方は
SDGsとは?を社会奉仕ではなく
ビジネスの視点から捉えて

是非、自分たちの会社の存在意義
社内への効果、働きがいの向上
ビジネスだからこそできる社会への効果を

SDGsで伝えることに挑戦してみてください。

もしかしたら、重要だったのは

「社員の自分ごと」の前に
「経営陣の自分ごと」だったことに
気づかれるかも知れません。

失敗その2:担当者に任せている

SDGs

そして、その2の失敗は、
担当者に任せている。ということです。

実は厳密に書くと、
担当者の方に任せている。

ということ自体が悪い訳ではないんです。

では、何が問題になっているかというと、、、

何の為に、何を目的として、SDGsをやるのか?
SDGsを浸透させるのか?
発信するのか?

何よりも1番大切なこの部分を
完全にすっ飛ばして

「担当者」と指名した方に
SDGsに関することを
全て任せてしまっているということです。

こんな任され方では
担当者になってしまった方は苦悩します。

  • 直接の上司はこう言っているけど、、、
  • 何を浸透させればいいのかわからない、、、
  • 目的がわからないので決めようもない、、、
  • 社員の理解はない、、、
  • 勉強してと言われても困る、、、
  • 調べてみてと言われても困る、、、

これでは社内浸透がうまくいく訳がなく、
時間がかかるだけで
何も決まらないことがほとんどです。

そして、この失敗の根本的原因は
社内コミュニケーションの希薄によるもの
であることが殆どです。

↓社員さんはこんな風に困っていますよ↓

共通の解決策は?

よくある失敗その1、その2どちらにも共通の解決策は
社内コミュニケーションを活発に行うことです。

もしかしたら、新型コロナの影響でテレワークだから
コミュニケーションが取れない…

そう言う意見もあるかも知れません。

ですが、そもそもSDGsは、
現在できることから考えるのではなく
あるべき姿に向かって
バックキャスティングの思考で考えることが
とっても重要です。
↓バックキャスティングとは?↓

バックキャスティングなんてカタカナで言うと
なんだか難しく感じますが

要するに、できる方法は
固定概念を持たなければいくらでもある。
と言うこと。

Zoomを使って会議に参加することもできますし、
全社員にトップメッセージを
YouTubeでLIVE配信だって出来る時代です。

動画を録画して社員限定公開で共有することもできますね。

こう言ったことは専用の設備などなくても
iPhone(=スマートフォン)ひとつあれば
誰でもコストをかけずにできてしまいます。

「伝える」為の手段に時間も場所も距離も
全ての垣根は無くなっています。

なので、もしあなたの会社が
SDGsの社内浸透がうまくいっていないなら。
SDGsが社員の自分ごとになっていないなら。

そもそも

社内コミュニケーションは十分にできていると言えるか?
ここに着目してみてください。

PS

SDGsの社内浸透ならこの記事も必読!

第2回ジャパンSDGsアワードパートナーシップ賞を
受賞された大川印刷さん(創業135年)の事例からも
SDGsの社内浸透と自分ごとになる為のアクションがわかります

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