今日はシンプルだけれど、
なるほど。その手があったか。
という方法の成功事例をご紹介します。
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From:SDGsジャーナル 深井宣光
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厚生労働省の調査では
2020年の全国の育休取得率は
女性の81.6%に対し
男性は12.65%と
歴然の差が出ており、
まだまだ、育児は女性が
するもの。という認識が強い。
というようにも言われることがある
「男性の育休取得率」ですが、
これは、取得する本人が、育休を取らない。
というだけのものではなく、
職場環境が大きく影響していることが
また別の調査でも明らかになっています。
「育児を目的とした休暇・休業を利用しなかった理由」
の男性トップ3は
1位
・会社で育児休業制度が整備されていなかったから
2位
・職場が育児休業制度を取得しづらい雰囲気だった から
3位
・収入を減らしたくなかったから
となっており、
取れるものなら取っていた。という人たちも
多数いることが伺えます。
ですが、こういった日本の傾向がある中で、
なんと千葉市では育休所得率9割越えを達成しているんです。
総務省の調査では地方公務員の育休取得率は13.2%なので、
9割超えというのは極めて異例と言えます。
では、千葉市では何をしたのか?
それは、
・
・
・
・
育休取得をデフォルトにしたんです。
どういうことかというと、
これまでは、
申請しなければ「育休なし」だった仕組みを
↓
申請しなければ「育休あり」に変更。
つまり、
育休を取得しない人だけが、
育休を取らない理由を書いて
私は育休を取得しません。と申請をする
仕組みに変更。
その結果、
2013年には、2.2%だった
男性の育休取得率が
2018年 34.3%
2019年 92.3%
と飛躍的に向上していったのです。
この
・デフォルトを変える
・前提を変える
という発想の転換は、さまざまな場面で
転用ができます。
例えば、
かつては、レジ袋はもらえるのが当たり前で
いらない人が、「いりません」と申し出るもので
どれだけマイバックを呼びかけても
使用率の減らなかったレジ袋ですが、
・レジ袋はなしがデフォルト
に思い切った変更したことで
今では必要な人だけが申し出て
購入することが当たり前になりました。
あなたのビジネスでは、どんな場面で
この発想の転換が使えそうですか?
PS
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