SDGsに取り組んでみよう!と思った時。
多くの企業が最初に疑問に思うことが、SDGsのロゴの使用方法。
自分たちの会社がSDGsに取り組んでいることを知ってもらいたいけれど、
- 会社のホームページにロゴを使ってもいいの?
- チラシや名刺に使ってもいいの?
- どこかに使用申請や許可は必要なの?
- そもそもどこからダウンロードするの?
- ロゴを使う時の注意点は?
この記事ではあなたの会社でSDGsのロゴを使う為に必要な、ダウンロード先から注意点までの全部をお届け致します。
- 1.ロゴはどこからダウンロードするの?
- 2.SDGsにはどんな種類のロゴがあるの?
- 2-1.ロゴの種類「ロゴ(英語版)(日本語版)」
- 2-2.ロゴの種類「17の目標のアイコンを個別に(英語版)(日本語版)」
- 3.国連にロゴの使用申請や許可は必要?
- 3-1.申請や許可が【必要】なケース
- 3-2.申請や許可が【必要ない】ケース
- 3-3.SDGsのロゴ使用に関してよく頂くご相談
- 4.SDGs公式ロゴ使用時の注意点
- 4-1.必読! ロゴ使用のためのガイドライン
- 5.ガイドライン概要
- 5-1.P3-5 ロゴの種類の違いと注意点の概要
- 5-2.P6-21「非国連主体用SDGsロゴ」使用方法
- 5-3.P22-35 「非国連主体用SDGsロゴ」使用方法
- 5-4.P36-68 活字書体アイコン
- 6.やってはいけないSDGsロゴ使用法
- 6-1.色を変える
- 6-2.形を変える
- 6-3.会社ロゴの横に、SDGsのロゴやホイールを入れる
- 7.改定により追加になった禁止事項
- 7-1.SDGsロゴおよびカラーホイール
- 7-2.カラーホイール
- 7-3.ロゴ(アイコン)
- 8.まとめ
ロゴはどこからダウンロードするの?
SDGsのロゴは「国際連合広報センター」からダウンロードできます。
→「SDGsのロゴ|国際連合広報センター」サイト
みなさまにご自由にお使いいただけるよう、ダウンロード用のポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドラインをご用意いたしました。※2019年8月付で、ポスター・ロゴ・ア... SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン | 国連広報センター - 国連広報センター |
SDGsにはどんな種類のロゴがあるの?
ダウンロードサイトでは
日本語版20種類、英語版20種類
合計40種類のロゴをダウンロードできます。
※SDGsホイールは英語版、日本語版共に同じものです。
ロゴの種類「ロゴ(英語版)(日本語版)」
いわゆる一枚で全部のロゴが写っているやつです。
ロゴの種類「17の目標のアイコンを個別に(英語版)(日本語版)」
みなさまお馴染みの各目標アイコンのロゴデータが一つづつダウンロードできます。
国連にロゴの使用申請や許可は必要?
ロゴのダウンロード先はわかったけれど、申請や許可は必要なの?
ロゴには使用申請や許可が必要なケースと、必要ないケースがあるのでその違いを解説します。
申請や許可が【必要】なケース
申請や許可が必要なケースは主に2つになります。
- 資金調達目的
資金調達目的での使用とは、SDGsを支援する活動の費用を賄うための資金の調達を意図する使用を指す。SDGsロゴ・バージョン2、SDGsカラーホイールおよび17のSDGsアイコンは、このような資金調達目的で使用できるが、その際には国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結を必要とする。(引用:国連広報公表ロゴガイドブックP4/2019年8月より)
- 商業用途
商業用途での使用とは、SDGsをさらに広めるための営利主体による、または、商業的もしくは販促用商品および/もしくは製品における使用を指し、これは国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結によって認められることがある。(引用:国連広報公表ロゴガイドブックP4/2019年8月より)
分かりやすく解説をすると、SDGsロゴを使用して資金調達をした場合やSDGsロゴを使用した商品を販売するときには申請と許可が必要となります。
申請や許可が【必要ない】ケース
上記の【必要な】ケース以外。
先程ご紹介した全40種類のロゴをそのまま使用する場合は、申請や許可なく使用することができます。
SDGsのロゴ使用に関してよく頂くご相談
※SDGsジャーナルは使用許可等を与えられる立場ではありません。その点をご了承の上お読みください。
- 「SDGsを普及させる為のチラシやグッズに使用する場合は申請や許可は必要ですか?」
- 「自社の取組みを社内、社外に伝える為に使用する場合は申請や許可は必要ですか?」
大きく分けてこの2つのご相談。お問合せがとても多いです。
しかし営利目的以外の申請や許可は、基本的に取らずに使用することができます。そのため、SDGsを普及させるためとはいえ、SDGsのロゴを使用したグッズを販売する際には申請が必要となります。
そのため、例えば、SDGsの勉強会を開催する為のチラシ等、SDGsを社会に普及させる為に使用する場合は自由に使用することが認められていると言えます。(その他のガイドライン規定に沿っていることが大前提です。)
元々、SDGsのロゴは、SDGsを世界に広める為に作成されているので、その目的の為に、正しく使用していけば問題ないということですね。
SDGs公式ロゴ使用時の注意点
必読! ロゴ使用のためのガイドライン
ロゴのダウンロードリンクの一番下にひっそりとある「ロゴ使用のためのガイドライン(日本語訳)」
ロゴの使用前にはこちらをしっかり読むことが必要です。
しかし、
こういったロゴのガイドラインに慣れていない方にはとても難しく感じるものです。
そんな方の為に、この記事では分かりやすく各項目で何が書かれているのかを解説致します。
※実際のガイドラインページと合わせてご覧いただくことをお勧め致します。
また、こちらのガイドブックでは公式ガイドでわかりにくいポイントを解説しているので是非ご活用下さい。
※本ガイドブックのダウンロード配布は終了致しました。
ガイドライン概要
P1 表紙
P2 目次
P3-5 ロゴの種類の違いと注意点の概要
※ロゴには「国連主体ロゴ」と呼ばれる国連のマークが入っているものがあります。しかしこの「国連主体ロゴ」を使用できるのは、そもそも「国連の部局、基金および計画、ならびに、国連システムのその他の補助機関および組織 」に限定されている為、中小企業の為のSDGs情報を発信しているSDGsジャーナルでは割愛させて頂きます。
P6-21「非国連主体用SDGsロゴ」使用方法
「非国連主体」とは「あなたの会社」と置き換えて読むと分かりやすいです。
国連主体とか非国連主体とか、聞き慣れない言葉が出てきて訳がわからなくなってきた人もいるかと思いますが国連関係以外ということです。
この項目では、
ロゴ使用時の余白の空け方や、注意点、禁止事項を説明してくれています。
P22-35 「非国連主体用SDGsロゴ」使用方法
基本的に書かれていることはP26からの「非国連主体用SDGsロゴ」使用方法と同じです。
P36-68 活字書体アイコン
活字書体と各国のアイコン一覧・注意点となります。基本的な注意点はP.65にまとめられています。
※P66はアイコンの禁止事項として追加された注意点について書かれているので、見落とさない様に注意してください。
やってはいけないSDGsロゴ使用法
ここでは思わずやってしまいそうな「やってはいけない」使用方法を解説致します。
色を変える
好き勝手にロゴ(アイコン)の色を変えてはいけません。
やってもいいのは完全な白黒。もしくは、カラー反転のみです。
形を変える
オシャレにオリジナリティーをだそうでして、歪ませたり、引き伸ばしたり、影をつけたり、、縦横比を変えたり、、、兎に角デザインを変えてはてはいけません!!!
会社ロゴの横に、SDGsのロゴやホイールを入れる
これはいいやろ!デザイン変えてないし!!
というとてもやってしまいがちなのがこれ!
会社のロゴの横にSDGsのホイールをそのままいれたら、アウトです。
会社ロゴの横にロゴやホイールを入れる際は細かいルールがあります。
「非国連主体ロゴ」というのはあなたの会社ロゴのことで、SDGsのロゴやアイコンよりも目立つ必要があります。
そして、会社ロゴとSDGsロゴの間には境界線が必要でこの色やサイズがしっかりと決まっています。
- 色 100%黒色
薄い黒とか、他の色を使うことはできません。
- サイズ 0.5ポイント
線の太さサイズは0.5ポイント。点線や装飾線も使ってはいけません。
そして、「非国連主体ロゴ」(あなたの会社ロゴ)の方が目立つサイズでなくてはなりません。
実際にこのルールに沿って作ってみるとわかりますが、結構もっさりとしたデザインになってしまいます。
だから、このルールに沿って使っている企業さんは見かけないのではないかと思います。
たった1本の縦線ですが、デザイナー泣かせのルールです。
改定により追加になった禁止事項
最後に、改定されたことで禁止になったロゴの使用方法を紹介します。
SDGsロゴおよびカラーホイール
SDGsロゴやカラーホイールには「(主体名/私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言を添える必要があります。
所定の文言を添えずにSDGsロゴおよびSDGsカラーホイールと非国連主体ロゴを並べて表示することはできません。
カラーホイール
ロゴ(アイコン)
※SDGsアイコンは一列あるいは左寄せでグループとして表示することができます
まとめ
自由に誰もが使用できるSDGsのロゴとアイコンですが、細かなルールは一部あるので、ルールに沿って使っていきましょう。
この記事と、ガイドラインを合わせて読んで頂ければ、一度でガイドブックの内容を理解していただけると思います。
この記事の内容をさらにわかりやすく解説したガイドブックはこちらからダウンロードして頂けます。↓
※本ガイドブックのダウンロード配布は終了致しました。