誰もが知ってる定番商品の市場
なかなか、今さらヒットする新商品なんて
産まれにくそうですよね。
しかも、SDGsという意識が働くと
なおさらかもしれません…
でも、
誰でも使っているし、もはや
成熟しきってる市場で
2020年9月の発売開始から
既に164万本も売れてる
ある商品があるんです。
そして、そこにはSDGsな
ビジネスチャンスがありました。
それは…
※この記事に使用している画像は、あくまでイメージ画像です。
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From:SDGsジャーナル 深井宣光
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〜以下、引用〜
象印マホービンが販売する水筒
「シームレスせん」シリーズの売れ行きが好調だ。
蓋を回して開けるタイプのSM-ZAは
2020年9月に発売してから
累計販売本数が約164万本に到達した。
(引用:日経MJ2022/10/12)
〜引用ここまで〜
これ、どういうことかというと、
<従来>
水筒のボトルと、パッキンは別々に洗うもの。
という当たり前から、
↓
<新商品>
ボトル(栓)とパッキンを一体化
という風に改善したんです。
その結果、
競合との争いの中で
飽和状態となっていた水筒市場で
消費者から注目を集め快進撃となっているわけです。
同社のホームページには
お客さんのよくある悩みがこう書かれています。
・キッチンの流しから
探していたパッキンが
見つかった…
・パッキンのつけ忘れで
カバンがびしょ濡れに…
・家族の水筒に
どのパッキンが合うのか
いつも迷う…
たしかに。脱プラの流れで
マイボトルの使用率は年々上がっている中、
こういった悩みは私自身もよくわかります。
元々は、パッキンを分けて洗えることが
しっかり洗えて衛生的なことからも
需要があったわけですが、
普及するにつれて、
メリットがデメリットにも
ユーザーにはなっていたんですね。
また、記事にはこうも書かれています。
〜以下、引用〜
栓とパッキンが一体化していることが特徴で、
水筒を洗う際の手間が省ける。
家族が多い家庭や、
共働きの夫婦など家事が忙しい客から支持が集まった。
〜引用ここまで〜
ここまでの情報だけでも既に
SDGsなポイントがあるのにお気づきでしょうか?
まず、
パッキンを無くしてしまい
使わなくなった結果の廃棄を
減らすことできます。
別売りのパッキンだけを
追加購入することでの
パッキン素材の消費量も減らせますね。
そして、
今日はパッキンが見つからないから
ペットボトルを買おう。という
ペットボトル消費を減らすことができます。
さらに、
>洗う手間が減る
ということは、食器用洗剤の使用量
そしてそれに伴う排水処理負荷の軽減
こういった、面でも効果が期待できます。
といったように、もはや改良の余地はあるのか?
というような定番商品でも
ユーザーの使用環境に発生している「不」に
注目することで思わぬSDGsな
ビジネスチャンスを見つけることができます。
実際、同社の調査では
「パッキンに不満がある」と回答した人は
81.8%にも上ったそうです。
(参考:日経XTREND 2022年01月24日)
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